カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン二郎 池袋東口店 -甘い黒アブラが良いアクセント。整った柔豚&ちょい太麺&ちょいシャキ野菜で思いの他各パーツ良い仕事。食べやすく、総じて優し目な、日曜日の夜中に食べる二郎として相応しい一杯。

所要で池袋に行く機会があったので、久しぶりに狙ってみようかと。
最後に訪問したのは、当ブログを始める前、2017年の3月だった。
日頃日記の様に写真を撮ってHDDに整理しているので、思い出検索は容易である。

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そこまで特筆しておいしかった記憶はないが、最近の情報をツイッターとかで調べてみたら、ここのアブラは、通称「黒アブラ」という味付のものになっているらしい。これはうまそうや。
しかし、これがある時とない時があるみたいで、どういう基準なのか分からないが、まぁとりあえず期待して向かってみようかと。

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21:30
名物の隣の大勝軒との格差比較を見ようと思ったが、この日?時間?は閉まっていた。
店の外に並びは確認できなかったが、店内待ち6に接続。
そういえばわりと店の中でも待てるんだったと思い出した。

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今日はラーメン豚入りで。
待っているうちに麺の固さ確認が。店側が率先して声をかけてくれるので、これは初心者にも安心。
さて、固さは個人的に基本は普通派だったが、最近の上野毛などの嗜好的に固めをオーダー。

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後ろの人がパーソナルスペースが狭い人でなんかやたら詰めて来る。
雨やけん入りたいのかもしれんが、そこまで入りたいか?と思う。
そしてまだ席空いてもないのに僕を通り越して水を汲もうとする。
水持って待つの辛くないかと思うが。
もっと落ち付けよと。

そして僕の前が5人の団体だったらしい。
色々と番狂わせの予感。。。

そうこうしているうちに、まだ席入れ替え途中で、ばたばたしている時に不意打ちコールが。
だが、今日はもうすでになんとなくこれでいこうと思っていた。
「全部で。」
と迷い無く返す。

そしたら後ろのプルカツの会話
男「俺も全部にしてみようかなぁ、、、」
女「ぇ、、全部?、、、全部って、、(怖)」
ビクビクし始める。

そして、まだ水汲んでないし席着いてない状態だったが着丼。
色々と一気に動き始めた。
雨で傘も荷物もあって、座席の下にかろうじて荷物置けるのを確認して、しばらくしてからの降丼となった。

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一目、アブラは予習どおりの黒いやつや。やった。
野菜はほぼモヤシでスープは背アブラ大目の微乳化系。
緑がほぼ無い暖色系ラーメン。

まずはスープから。
背アブラ混じりで透明度高目。油分が若干くどい気がしたが、化調がキリッとしてパンチちょいありつつもすっきり優しい系。
目黒などの都心系二郎といえばこういう系って感じのお味。
このタイプ久しぶりに食べたが、わりと覚えているもんやなぁ。たまに食べると普通においしい。

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そして黒アブラ。
半透明で薄くかんぴょうみたいで、セロハンのよう。
わりと甘めなしっかりとした味付け。
この甘さというのが、ちょっと他のパーツに対して浮いているような気もしたが、最後まで飽きずに食べられる要素でもあったと思う。
イメージとしては、先日の中山駅前店の「甘~い脂」にちょっと近いかも。

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豚は薄めに綺麗に切られて揃えてプカプカ。
程よく油分も含んでおり、パサパサの逆。柔らかくて美味。
こういう系の豚は薄め切りもあり。
この薄めの切り方や感じは横浜関内店にも近いかな。

野菜はほぼモヤシ。
ちょいシャキ系で茹で加減悪くない。

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麺は二郎基準だとちょい太めか?わりと好みの太さ。
中山駅前店や上野毛店よりは太い。蓮爾よりは細い。
茹で加減の固めもかなり好みだった。
この日は最初食べるまでもたついてしまったので、伸び対策としても良かっただろう。

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卓上胡椒も一味も良く馴染む。
カラメがあるのも親切設計。

トータルなボリューム感も、特に暴力感もなし。総じて優し目。
特に危なげなく完食。かといって物足りなさはなく、丁度良かった。
日曜日の夜中に食べる二郎としては相応しいだろう。
また、前回食べた時よりも大分おいしく感じた。

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僕の後ろは50代くらいのおじちゃんもチラホラ。
やりとりを見ているかぎり慣れている感じ。
わりと遅い時間やけど、そのお歳でこんなラーメン食うんや。

外国人のお客さんもいて、店員さんも英語でコール。
Do you add garlic?
ヤサイ、ニンニク、、、
あ、日本語でちゃんと答えてる。
それ以降の店員さんは日本語になっていた。

など、なんか客層も雑多な感じ。なんとも都会の二郎な光景。
この店舗は、有限会社エヌエス・プランニングという法人運営で(NS系と呼ばれるみたい。新宿歌舞伎町店も。)、他の店舗よりも酷評されることもあるが、法人なだけに接客が良かったり通し営業で臨時休業が無かったりと、安定感はある。
ここに来る客層などを考えると、頑固な親父店主よりも、若い柔軟なバイトスタッフで経営するこの形が、むしろ最適だと思った。

普段ホームを根詰めて戦略考えたりして食べるのも良いけど、たまにはホーム以外でさらっと食べるのも、リフレッシュな気分で食べられて良いなと思った。