カメコ二郎

ラーメン二郎を中心に食べ撮りの痕跡置き場。カメラを持って二郎に行きます。

ラーメン ゼンゼン - お盆の夜は空いてて狙い目?総じて上ブレ。50mm画角で初ラー写。

ジロリアン友人の一人が、最近こちらをソロデビューして好印象だったとのこと。
まずはその様子をご紹介。


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>12:08
はじめてのゼンゼン、怒られるのか!?無視されるのか!?
不安と期待が高まります!
コールは着丼前に聞かれる感じですか?
ラーメン、ニンニクにしようと思ってます。

>13:14
ゼンゼン13時到着、外8人です!
レスラーあんなデカかったっけ

>13:45
もしかして二郎難民が殺到したのかな。
レスラーとの対面は、いつ振りだろう・・
レスラー、目を見て普通に接客してましたよ。登戸時代とは別人の印象。たまたま機嫌よかったのかな。

>14:29
麺はボキボキ系ではなかったが、あの粉っぽい感じは健在。あの感じってなにか粉の配分間違えてるんですかね?
豚はホロホロ系以上デロデロ系未満、きわどい感じのトロ状態。
スープは、甘かった。しょっぱいのより甘いスープが好きだけど、これはかなり甘い。乳化というワードでは説明しきれないほどだ。
結果、粉っぽいものを甘いタレに漬け込む、どこかの郷土料理を食べてるような気分になった。いい意味で。
新品の製麺機、太さが整頓された麺、清潔な店内、一人1つ割り当てられた荷物置き、スタイリッシュなやりとり。
麺の凶暴さがマイルドになったけど、やっぱり滲んでくる登戸感、おれはすごくよかったです。
うますぎて、調味料使う前に食べ終わっちゃいました。
もちろんはすみ感あるんですけど、店とラーメンがきれいすぎて、そして普通の接客が、なにかしっくりきません。
もしかして夢だったのかもしれない。


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蓮爾やレスラー関係ご無沙汰で、僕らの噂からも怒られるんじゃないかと警戒心MAXモードで行ったからか、その分店の綺麗さや思いの他普通の接客に戸惑いを隠せず、その日の体験を現実として受け止め切れていないようだった。
まぁ普通の接客とか最低限の綺麗な店とか、良く考えなくても普通のことではあるのだが。。。
しかしまぁ特に粗相を起こすことも無く、ラーメンそのものも無事楽しめたようだ。

数日後。
世間ではお盆だし、本来なら実家で親戚たちが集まって良いものを食べているんだろうなと、微妙に自炊に飽きて来たこの頃。
なんかふらっと食べたいと思った時に思いついたのがここ。
二郎系だしレスラーだし意気込んでいくコンセプトとしてもありだが、自分にとっては近くだしあんまり並ば無いし、そこまでボリューミーじゃないし、気負わずに食べようと思えば食べられる店の一つである。

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21:33 店到着。
空席半分くらい。
お盆休み中も営業している貴重な店舗ということもあり、選択肢が無く客も増えそうではあるが、結局都心部には人がいなくなっているのか、けっこうガラガラ。まぁありがたい。

キム兄がいなくなって、代わりに垢抜けていない女子大生みたいなバイトさんが一人ついてた。
今までが今までだっただけに、この場に似つかわしくない感じで若干戸惑ったが、ふと逆転の発想をしてみると、この綺麗な店の雰囲気で、実は一番異質でアンバランスで似つかわしくない存在は「店主」なのでは?と本末転倒な感想が一瞬よぎった。

食券の受け付けはこの人だったので、それだけで棘が抜けたような雰囲気。
やはり窓口はこういった女性であることって、サービス業だとよく見るけど、結構店の印象を和らげる大事な部分だと思う。
キム兄は受付嬢としては少々難あったと思う。

この日は特に目新しいメニューや戦略で食べる予定も無いので(普通のラーメン700円狙いで)、いつもと違うレンズで挑んでみようかと。
前々からやってみたいとは思いながら、失敗するのが怖くてなかなか挑戦できていなかったのだが。。。
今回使ったのがSEL50F18というレンズ。
50mm(換算75mm相当)という画角は中望遠という距離感で、座った状態でのご飯撮りに対して果たしてうまく収まりきるのか?あとピントがひたすら合わないとかで焦りはしないか?などという懸念点があった。

ちなみに普段使っているのは、SEL30M35というレンズで、30mm(換算45mm相当)の画角であり、マクロレンズでもあるので被写体にけっこう近付くこともできる。
なので、とっさにどの距離感でも意外と狙えるということもあり、パパッと撮るには取り回しも良かったのだ。
しかし30mmの画角でも、真上から狙うには微妙に収めにくいということや、マクロなのに寄りすぎると照明具合で自分の影が入ってしまうという微妙な面もあり。
元々豚を超接写したくて買ったレンズだが、超接写するなら影が入るしもっと望遠の方が良かったと思っていた。
あと、絞りがF3.5というのも、ラーメンみたく奥行きのあるものを撮る場合は多少は絞った方が良いのでそこまで不満ではなかったが、欲を言えばもっと明るいものであって欲しいとは思っていた。

今回選んだSEL50F18は絞りがF1.8で、自分の持っているレンズの中ではこのレンズが一番明るいので、同じ絞り数や同じような絵の場合は、レンズ収差などの関係から考えて、理論上は良い絵になるはず。
ソニーから同じF1.8でもっと画角の広い35mmというものがあり(SEL35F18)、そちらの方が取り回しはしやすそうだが、少しお高い。
しかし、もし50mmでも問題なさそうだったら、理論上は50mmの方が画質は良いはずなので、とりあえずは持っているものから検証しようということで。

ちなみに両方持って来てて、ダメだった場合はあんぱいなレンズに交換すれば良いのでは?と思うかもしれないが、それには多少の時間とスペースと心の余裕が欲しいので、二郎系の殺伐とした店舗ではそんな余裕は無いに等しい。
おしゃれなカフェやファミレスとは感覚は全く非なるものと考えてもらいたい。

そんなことを考えながら、席にてコップの水や卓上の胡椒などを狙ってカメラの設定をチェックしながら着丼を待つ。

そしてコール。
野菜マシ、ニンニク、アブラ、カラメで。

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ゼンゼンはカウンターも奥行きがあるので、なるべく奥に置き、背後霊もいなく後ろもある程度仰け反れるので、このレンズでも十分いけそうだ。
この日は初の仰け反りに気を使ったり、距離感に慣れていなかったため、丼全体を収めるには至っていないが、近いなりに結構良い感じに撮れたとは思う。

しかし久々に食べたが悪くない。普通にうまい。
スープはクリーミー

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麺は以前食べた時よりも側面ギザギザ感やばらつき感も良い具合(蓮爾感あり)。スープの絡みも良い。

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豚は期待していなかったが今回は結構大きめ。しかも解けるタイプの好きなやつ。ここの豚は小ぶりなのがちょろっと2個あるくらいな印象だったが今回は当たり。
麺や特に豚は結構ブレやすいのかもしれない。

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この日は総じて上ブレ。満足。
このレンズの撮れ高もいい感じだったので、似たり寄ったりな画が続いている店は、またこのレンズで収めて行ってみようと思う。